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休憩か?

昨日は、一日子どもたちと過ごした後、夜、一息ついて、幕末残酷物語(加藤泰監督、大川橋蔵、藤純子、1964)観る。TSUTAYAディスカスというネットで借りるシステムに入会したので、地元のレンタルビデオ屋では無理な作品も観られるようになったのだ。しかし、私がぜひまた観たいと思っている「アギーレ・神の怒り」とか、「フィッツカラルド」とか、ミニシアターっぽい作品は在庫していない。ライザミネリの「キャバレー」は夏休みに早速借りて観た。「バニシングポイント」は、在庫はしているが、いつになっても借りられる順番(アラート)が来ない。「M」契約では無理か? 

幕末残酷物語に戻る。
「大川橋蔵映画100本出演記念」と銘打たれている作品がこれだと言うことは、私の漠然とした橋蔵観が覆された感じだ。橋蔵、本当は熱い男・本当に映画が好きな男だったんだなあ。加藤泰にこういう作品を撮らせると言うことは。テレビの銭形平次のイメージが強すぎた。それ以前には、母親に連れられて、橘館(だったか)で観た東映娯楽時代劇のイメージか。一部にサックスが使われていた音楽は、林光だった。やはりまだまだ観ていない日本映画の傑作があるのだ。黒沢ばかりが時代劇じゃないという当たり前のことを再認識。藤純子のキスシーンは初めて見る。非常に珍しいものではないだろうか。橋蔵も、白塗りの美形剣士ではなく、むさ苦しい郷士(百姓侍)として登場するので、最初は誰だかわからなかったほどだ。新撰組映画としては後世に残る最高峰の一つだと思う。サムライとか、武士道とかを一種のファンタジーのように賛美する人は、小林正樹監督・仲代達也主演の「切腹」と、この映画を見て、その痛さを感じた方が良いかも知れない。

松江城
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  1. 2008/09/15(月) 13:41:25|
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  3. トラックバック:0|
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コメント

幕末始末記

ご無沙汰。悪い世界、環境であればこその「生きるエネルギー」であるのかも知れません。「あがき」が即ち生きる、ということである、とでも言えば良いのか。私の方の業界でも、ダメなヒトほどネットの世界で「活躍」していたりします。そういうのに負けるものか、というのが仕事の原動力になっている感じがある。しかしイデアリストさんはやっぱり鍛錬の成果か、いざとなると粘り強いですよね。私はこの夏ヘロヘロでした。ところで加藤泰のは間違いなく日本が誇るべき時代劇の一本でしょう。モノクロ映画の血は真っ黒に映るから余計に怖いですよね。三隅研次のとどっちが凄いか。あっちはモノクロで低予算映画にするはずだったのに、雷蔵さんが脚本を読んで気に入り(要するに彼の作品では本来なかった)急遽カラー大作になったそうな。やはり見るべき人は必ずちゃんと見ている。脚本の星川清司が書いていた。篠田正浩の『暗殺』というのも、この二つには負けるけれども優れた作品ですよ。
  1. 2008/09/16(火) 21:04:06 |
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  3. シネマディクトK #-
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加藤泰二本立て

汐路章.

実は、昨日の夜は、「緋牡丹博徒 お命戴きます」を観ていて、加藤泰特集第二段だったのです。

「幕末残酷物語」で、藤純子と橋蔵の馴れ初めをのぞき見していたホモ隊士(ホモ太郎侍ではない)。ものすごい目の演技力で、見覚えのある顔。矢野組二代目のお竜さん(緋牡丹博徒)の方でも、今度は傴僂男で出てきました。名を汐路章という。
http://movie.goo.ne.jp/cast/85651/index.html
上のサイトによると、ものすごい数の映画に出演していますね。今回初めて意識したのですが。その技巧的演技力で多くの監督に重用され、世人が気付かない間に、こんな大仕事を達成している。役者の人生としては、すごい充実感があったのではないか。「この人を見よ」ですね。世間の目に触れないところで、着実に本当の仕事をしなければなりません。ネットの映画紹介(仕事として)には確かに、読んでいて恥ずかしいものが多いです。われわれ素人とあまり変わりがない。

「緋牡丹博徒 お命戴きます」ですが、脚本が既に、藤純子の引退を予見しているようなところがありますね。高崎の賭場に集まっているのが、人間として見るからに劣等な連中ばかり。カメラと、人選(素人だと思われる)と、演出の力でしょうが、見ている観客に、こんな連中の相手をなぜ、「世界で一番美しい」(by傴僂男)お竜さんがしなければならないのかと思わしめた後、お竜さんが人目を避けた場所で、自分の境涯を密かに慨嘆している(ように見える)カットが入る。お竜さん(藤純子)はあくまでも美しく、最高にカッコいいけれど、この調子で任侠(映画)を続けさせるのは、かわいそうだという、ファンの二律背反した気持ちを代弁する脚本でした。

ただ一つの不満を述べれば、木下忠司の気抜けした音楽だけが、この映画には合わない。映画全体の格調を下げてしまう。音楽が違うだけでも、全く印象の違う映画になったのに。もっと志の高い音楽家を使いたかった。
  1. 2008/09/17(水) 22:52:31 |
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  3. idealistk #-
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太秦行進曲

ああ、さすがにいいところにお目をつけなさる。つかこうへいに「蒲田行進曲」というのがありますよね。実は、あれは『幕末残酷物語』で加藤泰が他ならぬ汐路さんに、いいから(死んでもいいからということ)まっさかさまに落ちろ、と命じた、というのを本人から聞いたのが作劇のきっかけだそうですよ。だったら蒲田じゃなくて、太秦(東映の撮影所はこっち)にしてくれたら良かったのに、とこれは映画人全員がこぼす愚痴であります。森繁さんも『人生劇場』で、いいから(死ぬまで)呼吸を止めてろ、と言われて激怒したそうです。激怒してもやるのが俳優の偉いところですが。
  1. 2008/09/18(木) 04:33:33 |
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  3. シネマディクトK #-
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ヒロインの力で生きる庶民な俺

なるほど。面白いね。
ヒロインが活きるのも、悪役・脇役が際だってこそだと、この頃の任侠映画を観るたびに思わされる。「暗殺」も是非見よう。「人間の条件」でも、満州の荒野で行き倒れて、降りつのる雪に埋もれて行くラストシーンで、仲代達也は気が遠くなったとか。
  1. 2008/09/18(木) 22:52:22 |
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  3. idealistk #-
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