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ゼンターイ止まれ。休め。神秘主義野郎の休日。

先週は、九州出張の移動の間、永井均「なぜ意識は実在しないのか」二度目の読書を続けた。昨日二度目の読了。赤瀬川源平に「宇宙の缶詰」という作品があるらしい。それは、裏返された缶詰で、全宇宙がその中に缶詰にされている。その場合、「私」は裏返された缶詰の外側にいるのか、それとも、私の中に全宇宙が在るのか。永井氏はこのアイデアを気に入って、繰り返し引用・応用してくる。まさしく宇宙が自分の内面として感じられるという「意識のトポロジーの逆転」については、シュタイナーも神秘体験のある段階(死後の経験だったかな)として描いていたので、おや、と思う。単に(?)思弁的な哲学も突き詰めると似たような場所に出るのか。ちなみに、先ほどの問いに対する神秘家からの答えは、「私が宇宙になる」と言うことだろう。それから、「言語の見せる夢」という一節も何度も繰り返し、仄めかされ、演奏される。この辺もかなり魅力的な響きがある。しかし、言葉をいわば宇宙・私の起動力として認識する態度は、ヨハネ福音書にまでさかのぼることが出来ると思う(仏教にもそういうアイデアがあるのかどうかは知らない)。永井氏の思想は、そういうことで、現代的なまじめな哲学には違いないが、私のような神秘主義野郎にも十分面白い。少なくとも、根源的にもやもやしたものを一度言語化するためのヒントにはなるし、ウィトゲンシュタインに興味を持たせてくれた。何より、この本を読んだおかげで、ヨハネ福音書の冒頭がより深い意味を持って響いて来る。こういう読み方を、永井氏が望むかどうかは全く別の問題だが。
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  1. 2008/02/10(日) 12:41:28|
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