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火星人渋谷に漂着(その3)

出し物

ミラー氏に聞いて、渋谷へは半蔵門線で一本だと知り、地下に降りてゆく。地下鉄のなかで、ミラー氏が食後の珈琲をブラックで飲んでいたことを思い出す。「一時期ダイエットのつもりで、クリームと砂糖を入れないで飲んでいたら、そのままでも十分おいしいと思うようになってきたんだ」。なるほど。私が思い出すミラー氏は、惑星アパートの私の部屋のコーヒーメーカーで作った珈琲にクリームと砂糖を欠かさなかったはずであった(この続きはサックスの練習の後)。

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  1. 2007/03/31(土) 18:58:27|
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火星人渋谷に漂着(その2)

日系火星人三世としての出自を隠しおおせることはもはや(火星)人道的にも経済的(注1)にも不可能だと判断した朝のことである。ミラー氏から電話で、神保町で会わないかという。深い迷妄の森に迷い込みつつあった私には、地獄でヴェルギリウス。神保町は火星人的にも好ましいエーテルが漂っている。一も二もなく快諾。

ミラー氏の出身は定かではないが、一度も風邪をひいたことがないと云うからには、ネイティブ(つまり地球人のことね)でないことは確かだと思われる。JRの改札機械に手足がこんがらがったため、一台乗り遅れ、神田駿河台下明治大学リバティータワー1階に30分近く遅れて到着。ランチョンで遅い昼飯。私もミラー氏もボイにメンチカツを注文し、まずは、黒ビールで再会を祝う。話は前後するが、ランチョンに着く前に、なじみの古本屋を紹介した。ミラー氏の専門は地球映画史で、現在は清順映画について書く準備をしている。関連の棚を漁るが、今回はめぼしい成果は無かった模様。私は、偕成社・ジュニア版日本文学名作選「小泉八雲・怪談」500円を買う。平井呈一訳の「怪談」があるとは知らなかった。これは掘り出し物。ミラー氏は「エピステーメー」の古本を買ったようだ。

ランチョンに戻る。窓際の席で、靖国通りを見下ろしながら、ミラー氏は円盤の状態などぼつぼつと話し出した。ミラー氏のものは、いわゆるアダムスキー型で、ビンテージものとして人気が上がっているので、ヤフーオークションに出すことを考えているそうだ。生活のためとあれば、仕方が無かろうという結論になる。私はと言えば、「インターネットネタで恐縮ですが・・・」と、手足をさすりつつ、最近話題になっている宗教学者Nのことなど話し出す。「串田孫一は、どんな原稿でも、一カ所の嘘が入らないと完成しない、と何処かで書いたそうですが(私は串田選集を所有しているのですが、未だその文章を見つけられずにいるのです)、Nは、ごく若い頃に、その経験則をいわば公理として受け入れることで、自らの才能を開花させることに成功したのでしょう。ある種のパズルを思い浮かべてもらえればわかるのですが、一つの世界を構築していって、最後のワン・ピースが、残された空隙に当てはまらない場合が、ほとんどであって、串田が云いたいのは、その最後の一片を、嘘でまとめると言うことだと推測しているのですが、Nの場合には、最初の一片が嘘だったのです」。私は話を続けた。「例えば、少し古い本で、(岩波講座・宗教と科学)と言うものがあり、Nも原稿を書いていますが、そのなかで、マトリックス力学について論じているのです。Nは、東大で理科一類に学んだわけですが、この文章を見ると、Nが量子力学について、何もわかっていないことがわかります。あなたもご存じでしょうが、シュレディンガーもボーアも、近いところでは、ボームなんて云うのも、皆、欧州系火星人2世・3世で、われわれ火星人は量子力学的世界像を地球人に与えることに努力を惜しみませんでした。従って、若かった私には、岩波講座という日本では少なからぬ影響力を持つ本のなかで、このような迷妄に近いことを書かれたのは、心外でした」。ミラー氏「要するにNは知的誠実さというものを犠牲にすることで、一見華麗な言語空間を獲得することに成功したわけだね」。私「まあ、そう言うことでしょうね」。

その後、ミラー氏から惑星アパートの住人たちの消息などを聞いたりしているうちに、日が傾き始め、あたりは茜色に染まった。唐突に、しかし、微塵も空間を揺るがすこともなく、まばゆいシルバーのガスタンクが、優雅とも云える静けさをもって、ランチョンのガラス窓の外に出現した。と思ったが、それはみるみるうちに収縮し、ちょうど小型車程度の大きさのアダムスキー型円盤になった。「じゃあ、そろそろ仕事の時間なので」。ミラー氏は、するりとガラス窓の向こうに移行し、片手をあげて挨拶すると、巣鴨方面の出版社に出勤していった。私もそろそろ渋谷に向かう時間になった。

(注1)人毛のエクステとかが高価。周知のことであるが火星人には毛が無い。


  1. 2007/03/31(土) 16:22:31|
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火星人渋谷に漂着

河畔の居酒屋

話は既に旧聞に属するのかも知れないが、お人好しな美少女ミキティちゃんが金メダルを取ったのは、善意の勝利みたいで、うれしかった。ただ、その後の生番組で、太田光が彼女たち(ミキティともう一人の銀メダルだったエアロという犬をかわいがっているスケーター)に、大人げないとしか思えない品性下劣な質問をしていたのが許し難く思った。憲法九条支持の二人組(太田光+中沢新一)がことごとく駄目になっていくのは、どういう風の吹き回しなのだろう? つまり、メダル争いのさなか、自分の前の競技者がしくじった時、あなたはうれしくなかったか? と訊いたのである。私などには超人的とも思える身体技能と芸術性を開花させた彼女たちには、畏怖を覚える。たとえ自分よりも年少のものたちであったにせよ、自分などよりも遙かな高みに駆け上がっていった人たちに対して、ああいう態度を取れる日本のテレヴィ界の人(たち)は、いったい何だろう。三島由紀夫(その思想に共鳴しているわけではないにせよ)が見たくなかった日本というのは、こういうものだったのかも知れない。スポーツにせよ、芸術にせよ、高みに登っていった人たちに英雄性を見られない今の日本人は不幸だ。何が高貴で、何が下らないかさえわからなくなっているのである。スケーターも、マラソン選手も、みんなわざわざ海外で練習しているが、その理由の大きな一つが、日本の愚かしいマスコミの邪悪な(と敢えて云いたい)影響から身を守らなければ成長できないからなのは明らかなのに、その自覚すらない太田光はどうしようもない。こんなことをわざわざブログに書いているのも馬鹿馬鹿しいが、このブログの大きな存在理由の一つが、「王様の耳はロバの耳」効果にあるので、読まされた方には、ごめんなさいといいたい。そう言うことで、渋谷に神保町を経由(半蔵門線)して火星人が漂着した話は散歩の後で。


  1. 2007/03/31(土) 09:32:38|
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夢見る男一匹

フレスコ1

バルカン出張の現地初日の夢が強烈だった(先日書きました)が、出張最後の夜(機内)の夢も霊夢な感じで、いわゆる指導霊みたいな雰囲気の人が出てきて、厳かな雰囲気で託宣を受けるのだった。しかし、それが、何かわからない。声は聞こえるのだが、意味が聴き取れ無い。言葉が違うのかも知れない。後で、機内の騒音(風切り音)の影響でこんな夢を見たのかも知れないとも考えた。しかし、帰国後の今朝も、メッセージ性の強い夢を見た。電話でアドバイスを受ける夢。「時代的にはここしばらくは厳しいが、あなたにはサポートがあるから心配することはない」と言うような、内容だった。細木数子の占星術にある「あなたは何とか星人」みたいなことも云われたようだったが、その辺はよく聴き取れなかった。その前のシーンでは、知らないおばさんと一緒に温泉に浸かっていて、その人からの電話のようでもある。全く知らない人だが、夢の中では顔がはっきりわかった。女性だと認識はしているのだが、全く色気は無い。誰だろう。

今は、仕事に厳しいところがあって、迷っていることがある。精神的に追い詰められたときに夢を見て、精神の安定化が図られるのは経験的に確かなことである。しかし、その先のメッセージ性の探求になると、未だオカルトかつ不確かな領域で、こういうことをまじめにとらえる私の態度は1ミレニアム(千年紀)以上前の人たち(菅原孝標女とか)に近いかも知れない。

バルカン半島、確か、シュタイナーの出身地が、この方面だったと思う。テスラの出身地であることは、空港にもその名前が残っているとおり。この土地の人々が、どんな雰囲気を持っているか、それに触れられただけもで良かったし、さすがヨーロッパ、ぽっと出の国とは違うなと感じさせてくれるアカデミーの文化的な雰囲気も素晴らしかったと思う。夜に案内されたサバ河のほとりの居酒屋(兼ライブハウス)では、何故か、私が学生の頃流行ったようなポップスを、若いバンドが達者に演奏して、しかも歌手がスキルフルかつパワフルだった。アカデミーのpresident夫人が美人かつ社交的で、何だか、ヨーロッパの社交界に触れたみたいな気分にさせてくれた。シンポジウムを組織した教授が率先して踊り出したのも、大人のサービス精神を感じさせてくれた。そう言うわけで、ハゲた人も踊りました。参加者の9割がダンシング。ああ、恥ずかしい。


  1. 2007/03/21(水) 10:18:11|
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サキソフォニスト

sax-man

夜の街を歩いていると、どこからともなく、ジャズが聞こえてくるので、近づいてゆく。
古びたビルの谷間に響き渡るサックスの響きは、素晴らしく滑らかだった。
白目をむいて、音楽に没入しきっている。
私は、盲目のサックスマンかと思ったが、一曲終えたら、我に返ったようで、私に気がつくと、ウインクして見せた。





  1. 2007/03/13(火) 21:50:20|
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出張先にて (初日)

街角1


二日がかりで現地に到着。
バルカン半島。
ヨーロッパの火薬庫という、高校生の頃歴史の授業で習った言葉を思い出してしまう。
NATO軍による空爆の痕があるのかと思ったが、到着初日の街の中心部は、旧共産圏という偏見を除いても、少し寂れたヨーロッパに来たなと感じさせる良い雰囲気だった。
夜は、アカデミーでレセプション。素晴らしい大気中放電のデモンストレーションがあり、オゾンの臭いの立ちこめる中で、薬草の入ったお酒(名前は聞いても頭に入らなかった)を舐めつつ、テスラの遺徳をしのぶ。
未だ発表準備が完成していないので、これから作業である。
連絡用にyahoo mailを登録。
時間があれば、フレスコ画のコレクションがあるという美術館にも行きたいと思う。

そう言えば、高電圧に身をさらしたせいなのかどうか、今朝、と言っても、現地時間で3時頃だが、幽体離脱の夢を見た。夢だったが、瞑想中の感じと変わらない。そのまま、頭から抜け出て行くのである。「ああ、出来たな」と思う。睡眠時間五時間だったが、時差の関係もあり、起きて、仕事など。セゴビアの弾くアルベニスをi-tuneで聴く。


  1. 2007/03/07(水) 13:10:02|
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マスターCDの音

明日から一週間、バルカン半島方面に出張で、そろそろ旅行鞄の中身を準備しなければいけない。しかし、日曜なので、のんびりしたい。

前回のレッスンの時、師匠から、現在作成中のアルバムの原盤CDをいただく。正しく原盤と言って良いのかわからないが、デジタル制作の場合、そう言って良いのではないだろうか。CD-R(書き込み用CD)が、原盤製作用のものでは、一枚が万単位の値段のものもあるそうだ。私がいただいたものは、三菱製"Green Tune"というブランドで、音が暖かい分、ぶれがあって、採用出来なかったので、と言うことだ。
一聴驚愕。マスターCDの音なんて、もちろん初めて聴くわけだが、最近の録音が良いというジャズCDに比べても、迫力の次元が違っていた。ベースの音圧など、私のオーディオにおける記録的体験をしたと思う。

そして、演奏、アルバム自体が今までに聴いたことのないものだった。詳しくは、機会を改めて書きたいと思うが、師匠が50年はもつと自負するのを、少し疑いの目で見ていた自分が、正直恥ずかしく思った。これは、50年でも、100年でも、聴き次がれる音楽だと思った。クラシック音楽と違って、ジャズは、基本的に他者が演奏を再現できない・しないことが信条で、演奏家の身体性・個体性そのものの発露を喜ぶ。その意味で、師匠のサックスの音は唯一無二であって、かつてのどのテナーの巨匠とも異なる、一聴、師匠の音だとわかる響きがある。ここで師匠のグループが到達した音楽は、物理的空間を越えている。表現、手法は、紛れもないジャズだが、むしろ中世の宗教音楽とか、クラシックでも霊性の高い音楽に、近い世界。しかしながら、ジャズそのものなのである。こんな音楽は、今まで存在しなかったと思う。うまく云えないが、ジャズの歴史を書き換える可能性のある音楽かも知れない。日本のジャズ評論家は、ジャズが本来もっているスピリチュアルなルーツを無視する傾向があるが、このアルバムの指向性は、むしろ、本来のジャズの王道を歩むものなのかも知れない。

アルバムは、更に手を入れることになったそうだが、そうだとすると、このマスターCDの音源は大切にしないと。


  1. 2007/03/04(日) 11:39:06|
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