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理科系の宗教体験(を書くべきこと)

このblogを始めようと思い立ったきっかけには、心の表面ではふざけた洒落のようなつもりがあったのは確かだが、深い本心のところでは、自分のもっとも大切な思想を表明しておきたいという欲求があったと思わざるを得ない。

それは自分の宝物であるから、大切にしまって、人には見せず、ひっそりとこの世を去って行く。そのときには、貝の肉のなかの真珠のように、大きく育っていることだろう。この世的な価値とは本来無縁な思想にはそれがふさわしい。そういう考え方も出来たはずだ。

しかし、そういう大事なことは、繰り返し繰り返し表現し、チェックして、深めて行くのが本当である。仕事と生活に追われて、時間がないのを口実に眠らせておくのは怠惰な駄目な人間だ。実際に表現することによって、思っていたほどに素晴らしい宝ではないことがはっきりして、自分の人生の貧相な現実に直面することになるのが恐ろしいのである。自分の体験はユニークなものでもなく、当たり前であることが判明する。その場合、何か自尊心を傷つけられたような気分を味わうかも知れない。

そのような臆病な心を克服したとして、次は、その表現法の検討も必要だ。何か素晴らしい最終的な表現が見つかるとしても、大作を計画している画家が勤勉に細部の描写を研究し尽くすように、少しずつ勤勉に検討し、デッサンを積み上げて行くのが本当なのだろう。
blogというのは、人に公開されていて、多少の緊張感もあり、怠惰な自分がそのような作業を進めるためには良い。勉強するのも、本を読むのも、思想的な果実がなければむなしい。

私が本当は心から軽蔑する輩、俗世間の王のような連中、彼らと同じ目的の人生を歩むのが嫌だというのなら、もっと真剣にこの件を進めなければならないはずだ。今の自分の人生の歩みは、あまりにも中途半端だ。

そのつもりで、読書し、勉強する。そして、少しずつメモを蓄えて行く。当面そのようにしか前進する方法は無さそうだ。非常に貧しく、恥ずかしい内容でも、自分にとって大事ならそれでよい。今日はもう風呂に入って寝ることにしたい。

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  1. 2005/11/13(日) 22:09:14|
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心の闇について

心の闇について

錬金術師 - アルケミスト。
あなたほど
心の闇の深いものはないのである。

己の闇の深さを
ものたちの世界の
闇の深さに
競わせるかのように

少しずつ少しずつ
暗い奥へと
垂尺を降ろしながら

少しはにかんでみせる
ああ
イデアが笑っている
輝きは
闇の中に咲く
白い顔だ
あなたの

天頂近く
火星
プレアデス


夜空は
私には明るすぎて。



  1. 2005/11/02(水) 00:37:46|
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